
本記事はこんな方へおすすめ
- 30代になったにも関わらず、自分というものがなんとなくはっきりしない、何もないと思うことがある方
- 中身がないまま30代になってしまうことに不安を感じているアラサー
- 大人でみんなに憧れられるような、カッコいいオトナな30代を目指したい人
突然ですが、
皆さんは自分に中身がないなぁ…。と思い悩むことはありませんか?
そもそも自分がないって一体なんなんでしょうか?
表題のような悩みを抱えている方は、そのことについてそもそも考えたことがありますか?
こちらの記事では、
- そもそも中身がないとはどのようなものか、その特徴について
- 中身がない自分を改善するために必要な行動
をご紹介していこうと思います。
今からでも中身のない自分を卒業するための努力を始めるのは遅くないですよ。
目次
中身のない30代って?中身のない人の特徴3選とおすすめの行動を紹介します!

そもそも中身がないとはどういうことなのでしょうか?
ここではまず、中身がない30代ってどういうこと?という特徴について説明していきます。
通称シロクマ先生こと、信州大学医学部卒の精神科医であり、いくつもの著作を手がける熊代亨の作品『「若者」をやめて、「大人」を始める 「成熟困難時代」をどう生きるか?』では、立派な大人になれているか?を読者に問いかけた上で、大人になるということの大切さを述べています。
もしもこの記事を読んで当てはまっている場合、ちょっと気を引き締めた方がいいかもしれませんね。
子供っぽい、成熟していない
例えば、この様なことはありませんか?
- 周囲を自分の考えで振り回してしまう
- わがまま、自分勝手と言われることがある
中身がない、ということは言い方を変えればアイデンティティが確立していないということになります。
アイデンティティとは、自分自身が自分自身であるということという意味の単語です。
これが確立していないと幼いまま成長できていなかったり、自己中心的な考えを振りまく人になりやすいのです。
このように、大人になりきれておらず子供のままの人は中身がない30代に含まれるでしょう。
人付き合いが下手
発達心理学者であるエリクソンの提唱する心理社会的発達理論という、年齢ごとに達成しておきたい到達点とそれによって得られる心理的な力についてが定義されています。
これに基づくと、30代は初期成人期と呼ばれており、この段階における課題は「親密性対孤独」と定義されています。
簡単に言えば、人間関係をしっかりと構築していくことで将来的な孤独感を乗り越えるための力をつける時期であるということですね。
この理論に基づくと、このような人間はアイデンティティがない(=中身がない)と言い換えることができます。
- 他人とのコミュニケーションが苦手
- 気配りや配慮ができない
中身がない
例えば、こんなことはありませんか?
- 八方美人な発言ばかりをしてしまう
- 一般論を言うことしかできない、自分の意見がない
自分がないということは、自分の意見がないということに繋がります。そのため、言っていることに中身がなかったり薄っぺらい発言をしてしまうのではないでしょうか。
どうしたら中身のない30代からステップアップできるの?

ここまでで、中身のない人の特徴についていくつか具体的な例を挙げてきました。
自分に当てはまってる…と思ってしまった方、もしかしたらこの記事を読んでいる方の中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、こちらではそんな中身のない自分を変えるためにどのようなことをしていけばいいかを説明していきます。
自分を変えたい方は必見です!
知識や関心のあるものを増やす
もし自分がないと悩むのであれば、新しい知識や関心のある分野を増やすことで、自分の知識を増やしていくことは大切です。
知識や関心の幅が増えることで、人間の視野はどんどんと広くなっていきます。そのため、環境を変えることが難しくても少しずつ何か学んでいくことで見えてくるものはあるのではないでしょうか。
自分自身を見直す
精神科医の熊代亨は「30代のように中年期に突入していくと、何かに挑戦する機会や仕事を辞めるといった、青春期のようなことはできなくなっていく」と発言をしていました。
30代という歳において大切なことは、何かを捨てることではなく、今持っている何かから新しいものを見つけることです。
そのため、大切なことは「今自分に何があるか」ということを見直したうえで、そのことにしっかり取り組んでいくことです。
例えば仕事、今の生活、趣味…。案外見つめなおしてみると、自分にも何かあるのではないか、あるいは何かになるかもしれないものがあることに気が付くことができるのではないでしょうか。
【参考】
仕事人間の中年ほど傷病を機に「うつ」に陥る理由 東洋経済
中身のない自分を脱しよう!おすすめの行動2選!

ここでは、中身のない自分を変えるためにおすすめのアクションを2つ取り上げて、紹介していきます。
もし今の自分に悩むのであれば、挑戦してみるのもありかもしれませんよ?
瞑想
1つ目にお勧めしたいのは瞑想です。
瞑想をすることで以下のようなメリットを得ることができます。
- 自分を見つめなおす、俯瞰することができる
- 自制心を得ることができる
瞑想をすることで自制心を得られるという点については、マサチューセッツ総合病院精神科の准研究員であり、ハーバードメディカルスクールの心理学助教であるサラ・W・ラザーの研究によって、科学的にも証明されています。
この研究によって、瞑想を実施する人は海馬の前帯状皮質の活性化が強い(=自己制御にかかわる部位の働きが著しい)ことが認められています。
このように、自分自身を見つめなおすことで中身のない自分を変えることのできる趣味として瞑想はおすすめです。
【参考】
脳科学で明らかになった瞑想の効果 - EARTHSHIP CONSULTING
読書
瞑想は少し気が引ける…という方にお勧めなのが読書です。
小説でも、自己啓発書でも、本を読むことで自分の中の知識が増えたり、何かを考えることが必ずあるでしょう。
何かについての知識や、考えが増えることで中身のない自分の中身を、少しずつ増やしていくことができます。
また、政治家や数多くの偉人や成功者たちも読書や本の素晴らしさについての名言を残しています。このことから、本を読むということの大切さは昔から変わらず、かつ明白であることがはっきりと分かります。
今の時代、Kindleなどの1か月単位で本が読み放題になるサブスクサービスも数多く存在しています。このようなサービスを利用して、1冊でも多くの本を読んで知識を増やしてみませんか?
まとめ 中身のない30代って?中身のない人の特徴3選とおすすめの行動を紹介します!

- 中身がない、ということはすなわちアイデンティティがなかったり、成熟しきっていないための未熟さから感じるものである。
- 中身のない自分を変えるためには自分にあるものを見直したり、新しい何かを得る必要がある
- 瞑想をして自分を見つめ直したり、読書を通じて新たな知識を得るのがおすすめ
人間誰しも、自分がなんとなく空虚に思えたり、何もないと感じてしまうことはあります。
そのような考えを無くすためにも、自分の中にあるものをしっかりと見つめ直したり、新しい興味関心の矛先を常に持っておくことが大切です。
この記事を読んで、自分が当てはまると思ったならまだ間に合います。尊敬される、誇れる中身のある自分になるために頑張りましょう!
それでは今回は以上です。