本記事のテーマ
・いつも後回しにしてしまう癖をなんとかしたい
・行動力をつけたい
・掃除、洗濯、片付けはいつも後回し
今回はこんな悩みについての解説です。
この記事を読んでわかること
・後回しにしてしまう原因はパーキンソンの法則によるもの
・後回しにしないための2つのポイント、開始デッドライン、1/100プランニングとは?
・後回しにしてしまう原因はあなたの意志のせいではない
本記事の信頼性
これまでに部下600名近くと仕事をし、仕事術も教えてきました。 仕事術に関する本は100冊以上読破。 またここ数年では接客、人材育成についてのコンサルを受けました。 現在は副業としてブログをやりながら副収入を得ています。
なぜあなたはいつもあれこれ後回しにしてしまうのか、また先延ばしにしてしまうのか?
やらなきゃいけないとは思っているけど
家の洗濯、掃除、片付け、勉強はいつも後でとなってしまう。
そんなあなたはぜひこの記事を読んでみてください。
やりたいことがいつまでたってもできない。
何かやりたいことはいっぱいあるのでしょうが、大抵始めることもしないまま記憶の中から消えてしまっていませんか?
いつかやればいいや。そんなのは不幸です。
後回しにしてしまう原因はあなたの意志が弱いのではなく、技術が足りないからなのです。
そんなあなたへの解決方法はこの2つのポイントが重要です。
・開始のデッドラインを作る
・1/100プランニングを意識する
デッドラインとは締め切りのことです。誰しも終了のデッドラインは決めますが、開始のデッドラインを作る人は少ないです。
また1/100プランニングとは言い換えればスモールスタートを切るということ。
簡単に言えば、勉強をこれから1時間しようと決めるのではなく、まずは1問だけ解いてみよう、机に座るだけ座ってみようとハードルを思いっきり下げることです。
これが後回しにしない重要なコツなのです。
それでは解説していきます。
目次
いつも後回しにしてしまう癖を直すには1/100プランニングが必要不可欠
まず、後回しにしてしまう原因はあなたの癖ではなく、とある法則が関係していることから説明します。
後回しにしてしまうのはあなたの意志が弱いからではない
後回しにしてしまう人は「自分の性格のせいだ、自分の意志が弱いからだ」と勘違いをしています。
あなただけでなく、やりたくないことは誰だって後回しにしてしまうのです。
これは個々人の問題ではなく、次に紹介するパーキンソンの法則と呼ばれるものが関係しています。
いつもギリギリになってから動くのはパーキンソンの法則によるもの
いつもギリギリになってから動くのはあなただけではなく、人間みなそうなのです。
それはパーキンソンの法則と呼ばれるものが関係しています。
パーキンソンの法則とは・・・
人間は時間を与えられると、それを全部使い切ってしまうということ。
つまり8時間という時間を与えられると、仮に4時間で終わるような仕事でも、8時間まるまる使い切って遂行するということです。
これはイギリスの歴史・政治学者であるパーキンソンが、著書『パーキンソンの法則:進歩の追求』で提唱したものです。
あなたが怠け者サラリーマンであればいつも仕事がギリギリになってしまいませんか?
いつも仕事が終わるのは終わるべき時間になってからですよね。これはあなたのせいではなく人間の仕組みなのです。
後回し癖をやめるための2つの重要なポイント
後回しにしてしまう仕組みは説明しましたが、それを解決するためにこの2つのポイントが重要になってきます。
・開始のデッドラインを作る
・1/100プランニングを意識する
1つずつ解説していきます。
開始のデッドラインを作る
よく後回し先延ばしにしないために締め切り(=デッドライン)を設けるというやり方があります。
これは単純にいついつまでに終わらせると言うものです。
ですがこの終了の締め切りを設定してもなかなかギリギリまで動き出せないと言う人が多いです。
ここで大事なのは終了の締め切りではなく、開始の締め切りデッドラインを作ることが大事だということです。
締め切り(=デッドライン)を設定することは人を緊張させ必死にさせる
実は締め切りを設定することについてはノルアドレナリンの分泌を促し人を緊張させ必死にさせると言う研究結果があります。
学生時代に夏休みの宿題はいつから始めましたか?
夏休み最終日の夜にやってませんでしたか?
足元に火がついてからやりますよね。これも同じような仕組みなのです。
人間は始めるタイミングがないと締め切り直前になるまでいつまでたっても行動できない
開始デッドラインを作ると言う事は始めるタイミングを作るということです。

そんな人も多いかと思います。
そこで意識してほしいのが次に解説する1/100プランニングなのです。
実は開始デッドラインを設定するだけではダメで、更には1/100プランニングを掛け合わせることが先延ばしにしないコツなのです。
1/100プランニングを意識する
今から1時間勉強する、それがいつも怠けてしまってできないのであれば、10分だけでいいから勉強するもしくは1問だけ解く、それもできないんであればまず机に座ってみる、ノートを開いてみる、そこまでハードルを下げて構いません。
勉強というプランを細かく切り分けて考える、これが100分の1プランニングです。
とにかくスタートのハードルをいかに下げることが重要
とにかくスタートのハードルをいかに下げることが重要です、もう一つ例をあげましょう。
いきなり明日から30分腹筋をしようと決めてもなかなか始まりません。
ならばまずは1回だけやってみる、それもできないんであればまずは腹筋をする体制だけ取ってみるとかそこまでハードルを下げて構いません。
何かをするきっかけが必要なのです。
1回スタートが切れてしまえば、5分間だけやるつもりだったのに気づいたら30分もやっていた、1時間やっていたなんて経験はあるんじゃないでしょうか。
最初から1時間やるぞと言うハードルが高くなるから先延ばし後回しにしてしまうんです。
締め切りはギリギリの時間少し無理だと思うくらいの時間を設定すべき
また締め切りはギリギリの時間、少し無理だと思うくらいの時間を設定すべきだと言うこともわかっています。
人間は時間には余裕があると無駄に仕事を膨らませ与えられた時間を残らず使いギリギリになって仕事をおえる傾向があります。
これが上でも説明したパーキンソンの法則です。
つまり計画を立てる際には目標達成までに必要な時間を十分に取るよりも多少短めに取るほうがより効果的だと言うことです。
僕もかつては成果を上げたければ時間をより多く投資すべきだと思っていましたが、逆に時間がありすぎるから成果が出せないと言うことも多かったです。
実は現実ではこっちのほうがずっと多いケースなのです。
そもそもなぜ後回しにしてしまうのか?先延ばしにしてしまうのか?
あなたは決して怠け者ではないんです。ただパーキンソンの法則に従ってしまっていただけなのです。
意識ではなく技術を、環境を、変えていく必要があります。
明日に先延ばしして難易度を低く錯覚させようとしているだけ
明日になってからやろう、でも明日になったらまた今日と同じことを考えています。
実際は明日に先延ばしして難易度を低く錯覚させようとしているだけなのです。
先延ばしにしても簡単に見えるだけで実際は何も変わっていない。
だったら今やったほうが圧倒的に効率が良いです、つまりやるべき事は今すぐやるべきだと言うことです。
お金持ちの人ほど後回しにしないでやる
お金持ちや成功者の人ほど後回しにせずすぐやるという傾向が強いです。
例えば分かりやすい例としてメールの返信が早いというのがあります。
後から返信しても今すぐ返信しても努力は一緒。
すぐやるということは自分を他の人たちと差別化する最も効果的な手段でありアドバンテージを取るための最も確実な手段であるとお金持ちの人は知っています。
アイディアが浮かんだらすぐ実行に移す、メールが来たらすぐに返信する反応する。
後回しにしない先延ばしにしないというのは成功するビジネスマンに必要なスキルなのです。
まとめ いつも後回しにしてしまう癖を直すには1/100プランニングが必要不可欠
いつも後回しにしてしまう癖、それを解決するためにこの2つのポイントが重要です。
・開始のデッドラインを作る
・1/100プランニングを意識する
ただ注意してほしいのは、
開始デッドラインを設定するだけではダメで、1/100プランニングを掛け合わせることが先延ばしにしないコツなのです。
後でやろうはもうやめましょう。
人生で不幸な人は明日やろうといいます。人生において成功している人は今やろうと言います。
勝ち組になるためには今日今からということを常に心掛けましょう。
やらなければいけないことが起きたらまずはスモールステップ。ハードルをめちゃめちゃ下げていいので一歩だけ進みましょう。
やる気がなければまずは1分だけやってみる、机にだけ座ってみる、たったそれだけで十分なのです。
それでは今回は以上です。
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